武田塾職員の仕事

社会福祉法人武田塾で働く職員の仕事は、大きく分けて児童養護の仕事、障害者支援の仕事、法人運営の仕事があります。新規採用時は、募集職種にもよりますがほとんどの場合、児童養護か障害者支援のどちらかに関連する仕事を担当します(勤続後の配置転換もあります)。

児童養護の仕事

指導員は、大阪府柏原市の本体施設や別地域の小規模施設で、そこに暮らす子どもたちの養育にあたります。

児童養護施設武田塾の小学生担当職員のある一日

早出職員出勤

子ども達の起床から登校までサポートします。
朝の様子や体調の変化をチェックし、気になる様子があれば学校や看護師に連絡します。
登校後はフロアの掃除や洗濯を行い、子ども達の記録をチェックしてデスクワーク等に取り組みます。

遅出職員出勤

職員間で引継ぎを行います。
子ども達の下校時間や、アルバイトの予定等を報告し、子ども達の帰塾に備えます。

早出職員退勤

子ども達の帰塾後、宿題や準備物の確認等をチェックします。
夕食までの余暇は低学年の子ども達の準備物の確認や、入浴の準備に取り掛かります。
この時間帯が一番帰塾する子どもが多く、職員や小中高を交えて宿題や雑談が入り乱れます。一番賑やかです。

夕食後

夕食後は、小学生から順番に入浴します。小学生は職員が一緒に入浴します。雑談しながら、身体に怪我等がないかも確認します。また、他の職員と連携を取りながら就寝に備えます。中学生は塾の送迎も行います。
夕食後、週に2回不定期で格闘技の活動が行われます(武田塾では『武拳』と呼んでいます)。男子児童の約半数が入部しており、技術や体力だけでなく礼儀も学んでいます。

小学生低学年には就寝時に本を読んであげたりします。また、話を聞いてほしい子ども達にも耳を傾けます。
小学生の就寝後は子どもの生活記録の記入や、翌日の予定の確認や準備を行います。
アルバイト等で帰りが遅くなった子ども達の帰りを見届け、宿直者に引継ぎを行い業務終了です。

障害者支援の仕事

高井田苑の支援員は、知的障がいのある利用者の昼夜の生活を支援します。生活介護事業所すてっぷでは、日中の支援を行います。作業受注のための調整やボランティアの受け入れなどにも対応します。

地域の一般的な住宅で少数の障がい者が共同で生活するグループホーム(共同生活援助事業)では、食事や入浴、洗濯など生活全般の支援や日常の相談を受けたり、外出の予定などを一緒に考えます。
地域生活支援センターさんねっとの職員は、サービス等利用計画の作成及びその他の相談への対応、社会参加、交流などを行っています。
居宅介護事業では、自宅で暮らす障がい者にヘルパーを派遣します。また、余暇及び、社会参加の為の移動支援を行います。

障害者支援施設高井田苑職員のある1日

早出職員出勤
利用者の起床、朝食から始まり散歩、作業等の日中活動の支援を行います。
利用者の身体の様子の確認を行い、気になる様子があれば看護師に連絡します。
日勤職員出勤
職員間で引き継ぎを行い、一日の予定を確認します。
その後散歩、軽作業等の日中活動を各利用者の予定に合わせて支援を行います。
日中活動の後、入浴を行い、全身に怪我等がないかの確認を合わせて行います。
遅出職員出勤

昼から、リサイクル班、農耕班、軽作業班、2階軽作業班、1階軽作業班と分かれて作業の支援を行います。作業後に外出がある際には外出支援を行います。
夜に洗濯物を畳んで翌日の入浴の準備を行います。

夕方から夜間

職員間で引き継ぎを行い、入浴から夜の余暇活動を支援します。夜間の利用者が眠れているかの確認を行います。余暇時間では各利用者に合わせた取り組みもおこなったりしています。

どの時間帯も、食事の時間が忙しいです。
利用者の1つ1つの行動に毎日驚きと変化を楽しめると思います。