一人ひとりの特性に合わせた支援

構造化・可視化の工夫

集団行動が苦手である特性を持つ利用者に対して、整理され、見通しのつく環境をつくるように整備を行っています。また、利用者一人一人に合わせて個別のスペースなどを設けています。日課の提示方法も利用者に合わせてシンボル、絵カード、写真等を利用して行っています。

個室や自立ユニットなど、居住環境の工夫

高井田苑では、全居室が個室になるように進めています。個室であるので、各利用者一人一人の予定に合わせて必要な方へのスケジュールの導入ができて、個々の必要な物(TVやベッド等)を揃えることができます。
また、フロアをユニットに分けて、ひとつを「自立ユニット」と位置づけ、地域移行へ向けて洗濯や掃除等自分でできることをしてもらっています。

高井田苑の1日

平日の基本的な日課です。日曜日・祝日と第2・4土曜日は作業を行わず、外出などをします。

6:30 起床・洗面
7:30 朝食・歯みがき
8:30 コーヒータイム
9:30 朝の集い(1日の流れを説明)/午前の活動(散歩など個別活動、作業活動)
12:00 昼食・歯みがき
13:00 作業活動
14:30 作業活動終了
15:00 間食
16:00 入浴・整理・片付け
18:00 夕食・歯みがき/余暇時間・コーヒータイム
22:00 就寝

日中活動

利用者の皆さんは、それぞれの障がい特性や能力に合わせて、「軽作業班」「リサイクル班」「農耕班」に分かれて創作活動や生産活動を行っています。日中活動で得られた収益は、利用者の工賃になります。

軽作業班

10社から軽作業を請け負い、百円均一商品の袋詰めや、タオルたたみ、ローラーの組立やネジの袋入れ等の作業を利用者が行っています。

リサイクル班

地域の方や利用者家族のご協力のもと、アルミの空き缶を集めています。利用者が洗浄や缶つぶしを行い、アルミ引き取り会社に買い取っていただいています。

農耕班

農薬を使わずに自家栽培による季節に応じた野菜(春はたまねぎ、夏はきゅうり・なす・ピーマン、秋はさつまいも、冬は大根・かぶら等)を栽培し、育てています。収穫した野菜は、お好み焼き店や近隣の方や利用者家族に販売したり、地域のバザー等で出品したりしています。

職住の場を分離し、日中活動に「通勤」

2013年(平成26年)に生活介護事業所すてっぷを近鉄「河内国分」駅前に開設し、高井田苑から日中活動をするために通うスタイルをつくりました。終日同じ施設で過ごすのではない、変化のある日常になり、高井田苑を出てグループホームなどで一般家庭の生活に近いくらしをする地域移行にもつながりやすいと考えています。すてっぷでは日中支援として軽作業を請け負い、利用者が作業しています。