子どもたちが家庭的な環境の中で育つために
子どもたちができるだけ家庭的な環境で生活できるよう、大阪府柏原市の本体施設は、1階を幼児フロア、2階を男子フロア、3階を女子フロアにして、ユニットケアを行っています。
幼児は就学までの小グループで大人が近くにいて安心できる環境を作り、男子フロアは、小学生・中学生・高校生で生活エリアを区別して、自立支援を行っています。女子フロアでは、食育の一環で食材を購入し調理まで行っています。それぞれの特色を生かしたユニットで養育しています。
柏原市高井田の本体施設以外に、地域小規模児童養護施設(ホーム三郷、ホーム勢野北)と、ホーム勢野西の3つのホームを運営しています。
武田塾の1日
学期期間中の平日の例
登校・登園ラッシュです。徒歩、バス、自転車など、いろいろな手段で幼稚園や学校に行きます。
遊んだり、勉強したり、遊んだり、遊んだり…
自由時間。学習室やデイルームで過ごします。学習室では、学習スタッフ(ボランティア)が活躍。いつもありがとうございます!
豊かな自然の中にある武田塾の夜は静かです。朝までぐっすり、おやすみなさい。
武田塾の子どもたちの休日
休日の日中は、子どもたちは基本的に自由に過ごします。
学習支援
入所前の生活環境などが理由で、学習に遅れが生じている子どもも少なくありません。
武田塾では、年少児から小学6年生までの子どもたちは施設内で公文式学習を行い、中学生から高校生まで地域の学習塾や学習サポート教室[すてっぷ]を利用することで、基礎から学ぶとともに、学習の楽しさや、できるという自信を育てています。
また、大阪教育大学の学生さんが、小学生から中学生を対象に、学習支援ボランティアをしてくださっています。
心理的支援、家族支援
さまざまな養育環境にあった子どもたちが大人への信頼感と安心感を回復できるよう、診察や心理療法を受けられるようにしています。
家庭に戻っていった子どもたちの家族とも、安定した交流を図っています。
家庭復帰が困難な子どものために、週末里親の受け入れを進めています。